【食育資格体験談7-1】スポーツ栄養学を学んだ学生時代
幼い頃から料理が大好きで、家族の夕食を作るのが、私の担当でした。
そのため、美味しい料理を作るにはどうしたらよいか? どうしたら身体によい料理を作ることができるか? …といったことを子どものころからいつも考えていました。
高校時代には、自分自身が誤ったダイエットで体調を崩してしまい、病院に通うことになった経験があります。
このときの経験から、食事の大切さをあらためて認識することになりました。
ちょうどそのころ、世間ではサッカーブームが起こり、各チーム専属の栄養士がメディアで取り上げられることが多くなりました。
長時間かつ激しいプレーに対応できる身体をつくり、そして体力を維持するうえで…
- どのような食事をとればよいのか?
- どのような栄養素を摂取すればよいのか?
科学的な側面から研究し、実践されている栄養士の業務に魅力を感じ、将来はこの職業に就きたいと考えるようになりました。
高校生卒業時の進路を考えるときも、食物栄養学、特にスポーツ栄養学を専攻できる大学を選びました。
そして、大学ではスポーツ栄養学に関する研究をし、卒業論文もスポーツと栄養、心の健康に関する論文を執筆しました。
大学在学中に栄養士免許を取得し、卒業後は食品会社に就職し、資格を活かして働いていました。
結果的にスポーツ栄養士の職に就くことはできませんでした。
しかし、趣味で続けていたランニングに学んだ知識を活かして…
- タイムを伸ばすための食事
- 持久力をつける食事
- 疲労回復を早める食事
こういったことに関して、ランニング仲間にアドバイスする機会を得ることができました。
趣味に知識を活かすことができ、仲間にも喜んでもらえ、スポーツ栄養学を学んでよかったと心から思いました。
結婚を機に退職してからは、食物に関する情報について勉強することもなくなっていました。
しかし、ある日テレビで「フードアナリスト」という資格をたまたま知り、なんだかすごく興味をそそられました。
というのも、食物に関する知識はもちろん、食物の歴史、マナー、食空間に関することなど、自分にとっては知らない内容ばかりだったからです。
ぜひ勉強してフードアナリストの資格を取得してみたいと思いました。
フードアナリストの資格取得を目指して、まず最初に参考書を取り寄せました。
この参考書は、一般の書店では販売されておらず日本フードアナリスト協会のホームページから購入しました。
参考書と合わせて試験対策のための検定問題集も購入し、勉強を開始しました。
まず参考書をひと通り読みました。
そして重要かつ覚えなくてはならないと思われる箇所に、マーカーでラインを引き覚えるという単純な作業を毎日繰り返しました。
もともと食物に関して勉強することが好きでしたので、特に苦労せず勉強することができるだろうと考えていました。
しかし勉強をすすめるにつれて、食の… ≫ 次のページへ