【食育資格体験談10-1】栄養士になるために短大の栄養科に進学
幼い頃から、偏食で小食、そのうえアレルギー持ちだった私はいつも母に心配をかけていました。
しかし、母の愛情たっぷりの食事で元気に成長することができました。
食事は人間が生活するうえでなくてはならないものだと思いますし、食事ひとつで病気を予防したりする効果もあるほどです。
そんな食事の大切さを幼いころから実感してきた私は、将来は「食」に関する仕事に就きたいと思うようになりました。
食事の大切さを多くの人に伝えたい、食事で人を元気にしてあげたい、そんな思いが強くありました。
母は私が幼いころから夜勤の仕事もこなしつつ、いつも手作りのごはんを用意していてくれました。
夜勤明けにもかかわらずお弁当を欠かさず作ってくれました。
夜勤が続くと顏を見ない日も多かったのですが、それでも必ず私のごはんをしっかりと用意していてくれたのです。
そんな母の愛情を私は食事を通してしっかりと受けたと実感しています。
食事ひとつで愛情すらも感じられることができるのです。
しかし、現代は外食やファーストフードの種類が豊富でそればかりに頼っている人も多くいます。
それゆえに生活習慣病や心の病気にも影響しているといっても過言でないと思うのです。
私はそんな人たちにも、食事の大切さや、食事ひとつでこんなにも幸せを感じられることができるんだといったことをどうしても伝えたいと考えていました。
そこで、食について基礎からしっかり学びたいと思い、高校を卒業すると短大に進み栄養士になるためにそこの栄養科を専攻しました。
栄養科では、栄養や食事について、じつにさまざまなことを学びました。
なかでもやはり「規則正しい食生活」がいかに人間にとって大事なことかをひしひしと感じ、母に対する感謝の気持がますます大きくなっていきました。
在学中にもっと食について勉強したいなと思い、食生活アドバイザー2級とフードコーディネーター3級の資格も習得しました。
食生活アドバイザーは3級から受験可能で、私は卒業までに2級を習得しようと心に決めたのです。
食生活アドバイザーの資格を取得するには、栄養学の基礎知識に加えて、食に関する幅広い知識が必要になります。
たとえば、食生活についてや生活習慣、料理の盛り付けから季節の食事、生活習慣病など病気のことなど、実にさまざまな知識が必要になるわけです。
学校で学ぶ知識と合わせて食生活アドバイザーの知識も身につければ、私がやりたいことができるようになるのではと思ったのです。
そこでとりあえず、私は食生活アドバイザーの参考書や問題集を購入して勉強しました。
その他にも、ふだん栄養士の勉強で使っている教科書の内容もかなり役に立ちました。
栄養士の資格を取る学校に通っている人は、食生活アドバイザーの資格を習得するのにはとても良い環境にいると思います。
ぜひとも学生のうちにまとめて食生活アドバイザーの資格も取ることをおすすめしたいです。
ところで、栄養士の資格習得のためには、必須科目の単位を全て取り受験資格をもらいます。
卒業前に栄養士認定試験を受けて、栄養士の認定を受けます。
そのときの認定がA~Cまであって、Aが最も優秀な栄養士だという評価になっています。
栄養士は、活躍する場が… ≫ 次のページへ