【食育資格体験談10-3】食を通して家族に愛情を伝えたい
食生活アドバイザーの受験をする人の中には一般の人もいるため、栄養科で食について勉強しているというプライドもあったのだと思います。
とにかく合格という二文字を見たときは、心底ホッとしました。
短大を卒業してから、私はしばらく病院の栄養士で就職しましたが、人間関係がうまくいかずにすぐに辞めてしまいました。
あんなに苦労して習得した食生活アドバイザーの資格証明書も結婚してバタバタしているうちにどこかに行ってしまいました(笑)
そのため栄養士の認定証とフードコーディネーターの証明書しか写真を用意できなくてすいません。
ですが、あの頃必死で勉強した食生活アドバイザーの資格が無駄になったかといえば決してそんなことありません。
なぜなら、現在0歳と2歳の子どもと愛する夫のために、食生活アドバイザーの資格取得で学んだ知識が役に立っているからです。
食生活アドバイザーだけでなく、栄養士やフードコーディネーターの資格も家族のためにとても役立っています。
私は、これらの資格を社会に生かすことはできなかったけれど、自分の一番大切な家族に対して思うぞんぶん生かすことができていると信じています。
特に子ども時代の食生活の大切さは、自分の親から教わりました。
それゆえに、自分の子どもたちにも、短大で勉強してまでも食事をすることの意味を伝えたかったのです。
一番大切な家族にも、私の母が教えてくれたように私も家族に食を通して愛情を伝えることができたらいいなと思うようになりました。
今後は、愛情たっぷりの食事で家族に健やかでいてもらいたいです。
もちろん体だけではなくて、心も同じように健やかでいて欲しいと願っています。
我が家には、食事をする台所にはTVをつけていません。
それは、食事をしながら家族で会話することの大切さを知っているからです。
家族でおいしい食事をとりながら会話をすることは、子どものちょっとした変化をすぐに感じることができます
- 今日は何かあったのかな?
- 今日は何か楽しそうだな!
会話をすることで子どもの様子に気を配ることができます。
子どもの様子をいち早く察知できるのは、食事をするときだと身をもって知っています。
私は、これからも食を通して、家族との絆をしっかりと深めたいと思っています。
栄養士やフードコーディネーター、食生活アドバイザーなど、食に関する資格を取りたい方に私がアドバイスするとしたら、食事をすることが好きであってほしいということでしょうか。
そして、食に関して興味を持ってほしいです。
食に対して興味がある人は、勉強するたびにいろんな発見があってとても面白いです。
興味があるからこそ、いろいろ学ぶことが楽しくなってくるし、勉強も苦にならないと思います。
私はもともと大学の農学部を卒業して… ≫ 次のページへ