【食育資格のテーマ】感謝の心
毎日、食事できるというのは、本当に幸せなことです。食事をするときには、「いただきます!」と言って、感謝しながら食べましょう。
このページの目次
【1】貴重な命をいただいている
「食材」などという呼び方をすると、単なる無機質な物質のイメージを持ってしまうかもしれません。ですが、牛さんも、豚さんも、野菜なども、「命」があって、生きていました。そんな彼らの貴重な命を、私たちが生きるために、いただいているわけです。
キレイごとは言いません。肉を食べてはいけない、などと言うつもりはありません。私たちが健康的に生きていくためには、彼らの命をいただく必要があります。これはもう、しかたのないことです。
でも、だからこそ、せめて「いただきます!」と言ってから、笑顔でおいしくいただきたいものです。
【2】多くの人に支えられている
私たちの食事は、多くの「命」に支えられているのと同時に、多くの人たちの「がんばり」にも支えられています。
料理にはいろいろな人が関わっている
- 農業に関わる人
- 漁業に関わる人
- 畜産業に関わる人
- 食品加工業に関わる人
- 流通業に関わる人
- 小売業に関わる人
- 食材を買ってきてくれる人
- 料理を作ってくれる人
- 後片付けをしてくれる人
これらの人たちの「がんばり」にも、ひとこと「いただきます!」と言って、感謝しながら食べるようにしたいものです。
【3】食品ロスを減らす意識
ちなみに、日本のコメの生産量は「年間850万トン」ほどだそうです。ということは、作った分だけ全部捨てているようなイメージのボリュームになります。
食品ロスの「約3分の2」は事業用のゴミとして、残りの「約3分の1」は家庭用のゴミとして出されます。
家庭用のゴミを減らすためにできることは?
- 余計に作りすぎない
- 余った料理は適切に保存して再利用
- 保存した料理はすぐに使い切る
- 野菜の皮はなるべく薄く剥く
- お肉の脂っこい部分を過剰に取り除かない
- 賞味期限を過ぎても食べられる(※消費期限は絶対に守る)
- 感謝の心を持って残さない
私たちのために命を落とした動植物たちのためにも、ひとりひとりができることから取り組んでいきたいものです。