食育資格が扱うテーマ「食事の食べ方」

 

質問です。あなたは昨日、何を食べましたか? ちょっと思い出してみてください。

 

「朝ごはんは何を食べましたか?」
「昼ごはんは何を食べましたか?」
「夕ごはんは何を食べましたか?」

 

できれば、一週間程度さかのぼって、食べた料理を全て、メモしてみることをおすすめします。なぜなら、一週間程度の食事内容をチェックすると、自分の食生活の改善点が見えてくるからです。

 

 

【1】朝・昼・晩の3食をきちんと食べましょう!

 

特に若い世代の人に、朝食を抜いて、一日二食だけしか食べない人が増えています。

 

若い人が朝食を食べない理由
  • 起きるのが遅くて食べる時間がない(※睡眠を優先)
  • 食欲がなく食べる気にならない(※夕食の時間が遅い、夜食を食べるからなど)
  • 朝食を食べる習慣がもともとない(※小・中学生時代から食べていない)
  • 朝食をだれも用意してくれない(※両親の共働きなど)
  • 太りたくない(※ダイエット志向)

 

朝・昼・夕ごはんの三食が一般に推奨されますが、この中でも、特に重要なのが「朝ごはん」です。なぜなら、朝ごはんを食べることで、その日一日の活動に必要なエネルギーを補充できるからです。

 

一日一日を有意義に過ごすためにも、朝ごはんをしっかり食べましょう。

 

【2】よく噛んで、よく味わって食べましょう!

 

食事は、よく噛んで、よく味わって食べることが大切です。

 

よく噛んで食べるメリット

  • 食べ物がだ液と混ざって甘みが増す
  • 消化酵素を含むだ液が消化を助ける
  • だ液がむし歯菌をおさえて虫歯予防になる
  • アゴの筋肉が鍛えられて脳の働きが高まる
  • アゴの筋肉が鍛えられて表情が豊かになる
  • 食べるスピードをおさえることで満腹感を感じやすい

 

よく噛んで食べると、おいしく食べることができるだけではありません。健康面でも、ダイエット面でも、ルックスを良くする意味でも、メリットが多いのでおすすめです。

 

【3】知らないと恥をかく「食事のマナー」

 

最近は、スマホをいじりながら食事をするなど、マナーなど、まったく気にしていない人だらけです。

 

しかし、だからと言って、マナーを全く知らないままではダメです。なぜなら、社会人として損をする可能性が高いからです。最低限の食事のマナーは、身に付けておきたいものです。

 

最低限守りたい食事のマナー
  • 食器に顔を近づけて食べない(※通称「犬食い」)
  • テーブルにヒジをついて食べない
  • クチャクチャと口の中を見せて食べない
  • ウロウロ動きまわらない
  • 米粒などを残さない
  • 箸の間違った使い方をしない(※ねぶり箸、迷い箸、寄せ箸など)

 

ちなみに、なぜ、食事のマナーが大切かというと、いっしょに食事をしている他の人が不快な気分になるからです。

 

でも、ほとんどのケースで、やっている本人は、他人が不快な思いをしていることに気づきません。他人のことを思いやることのできる「人間性」を、食育の活動を通じて育てていくことが求められます。

 

【4】世代別の食べ方の問題点

 

世代別に注意したいポイントを簡単にまとめておきます。あなた自身のことや、あなたの周囲にいる人のことをイメージしながら、チェックしてみてください。

 

妊婦

  • バランスの良い食事を心がける
  • カルシウムが不足しがち(※牛乳・乳製品をとる)
  • ビタミンが不足しがち(※副菜をたっぷりとる)
  • ミネラルが不足しがち(※副菜をたっぷりとる)
  • 体重はお医者さんの指導のもとで適切に管理

 

乳幼児

  • 食事が楽しいという感覚を育ててあげる
  • 食べ物を見る・触る・味わう体験をさせる
  • 体験を通じて少しずつできるようになる

 

小・中学生

  • 朝ごはんを食べる習慣をつけさせる
  • 家族でいっしょに食べることも意識する
  • おやつ・間食は、量と時間に配慮して与える

 

若い世代

  • 朝ごはんを食べない人が多い(※生活リズムの改善)
  • 野菜が不足している人が多い(※野菜を一品増やす)
  • 若い女性のやせ過ぎ(※無理なダイエットの改善)

 

中年世代

  • お腹まわりが気になる(※定期的な運動)
  • 食生活の乱れ(※食事の内容、量、時間の改善)
  • 生活習慣病(※食事・飲酒・喫煙の改善)

 

高齢者

  • 体重の急激な減少(※意識的に食事量を増やす)
  • 主菜(肉・魚など)が不足しがち
  • カルシウムが不足しがち(※牛乳・乳製品をとる)
  • 水分が不足しがち(※意識的に水分をとる)

 

人生のさまざまなステージで、食事の食べ方に関して、いろいろと問題をかかえている人が増えています。

 

だからこそ、食育資格の取得者のような、食の問題点を指摘し、アドバイスできる人材が求められているわけです。